COLUMN
2022/06/26 11:09
こんな痛みや症状でお悩みではないですか?
●肘を曲げ伸ばしすると、痛みがある。
●球を投げるときに痛みがある。
●肘を押すと痛い。
●肘を動かせる範囲が狭い。
●球の遠投距離が短くなった全力投球ができない。
●練習や試合の後、肘がまっすぐに伸びない。
野球肘の原因・症状
投球動作の繰り返しで肘に過剰な負荷がかかることで起こる「離断性骨軟骨炎」「骨端軟骨損傷」「靭帯損傷」などのスポーツ障害を総称して「野球肘」と言います。大人と違い、成長期の子供の関節軟骨は弱く、繰り返されるストレスにより損傷を受けやすいです。
「肘の曲げ伸ばしが痛くてできない。」「投球の際や投球後に肘が痛い」などの症状が現れ、重症になると箸を持っても激痛が走るなど、日常生活にも支障が生じるだけでなく、野球などのスポーツを続けられなくなることもあります。
野球肘の種類
◆内側型野球肘
内側上顆炎、内側上顆剥離骨折、内惻々副靱帯損傷、屈筋群の炎症
内側型野球肘は、野球をする成長期(10歳~15歳くらい)のお子さんに多く見られる症状で、野球をするお子さんの、約10%~30%に「屈筋群の炎症」や「内側上顆剥離骨折」などの症状が現れるといわれています。また、筋力が強くなる16歳以上のお子さんでは、内側の靱帯を損傷する症状も現われます。
いずれも、早期発見・早期治療が重要で、症状が軽い早期であれば、半月から1か月程度の施術で改善することが可能です。しかし、発見が遅れたり痛みを我慢して腕を使うなどの無理をすると改善に3か月以上かかったり、手術が必要になる場合もあります。
◆外側型野球肘
OCD(離断性骨軟骨炎)、外側上顆炎、伸筋群の炎症
OCD(離断整性骨軟骨炎)は、成長期(10歳~15歳くらい)の野球をするお子さんの、約1~3%が発症するといわれています。
初期には、痛みなどの自覚症状がなく投球も通常にできるため周りからも見つけにくのが特徴です。症状が進むと、痛みが出てきますが、早期に処置すれば保存療法で元の状態に戻すことができます。ただし、この時期に無理をすると症状が悪化し、日常生活での腕の曲げ伸ばしでも激痛が起きるようになります。
こうなると、保存療法だけでの改善が難しくなり、場合によっては手術が必要になります。
将来、野球やそのほかのスポーツを続けられなくなる可能性もあるため、症状の早期発見と治療のために定期的にエコー検診を受けることが大切です。
◆後方型野球肘
肘後面の骨端線損傷、肘頭の疲労骨折、後方インピンジメント
後方型野球肘は、近い距離に送球を行う、キャッヤー・セカンド・ファーストなどのポジションに多く見られる症状で、ボールを投げる際に腕を振り切らずに止めてしまうことで、力が逃げ場を失い、筋肉が引っ張られて炎症を起こしたり、骨同士がぶつかり損傷したりする症状です。また、肘を曲げ伸ばしする事で、肘関節の骨同士の位置関係にズレが生じると、関節内で骨同士がぶつかり炎症が起きます。主に、肘が伸びた状態のときに痛みを感じます。
場合によっては、肘後面の骨が筋肉に引っ張られて剥がされる「剥離骨折」を起こすこともあります。
かがやき鍼灸整骨院の野球肘へのアプローチ
野球肘になってしまった場合はピッチングを禁止し、肘へのストレスをかけない事が大切です。初期の段階で、骨への病変が重度でなければ、安静にする事で改善します。
しかし、靭帯の損傷や骨の病変が重度となる場合は長期に渡って投球動作が出来なくなってしまったり、手術が必要となる場合があります。整形外科にてレントゲンやMRIでの検査も必要となってきます。
【当院での治療】
肘の状態を見極めます。野球肘は投球を休止することが必要なものからやりながらでも良くなるものまで症状によって様々です。
まずはどのような状態なのかを判断させていただきます。
◆鍼(はり)、灸(きゅう)治療
鍼灸には「緊張した筋肉の緩和」「疲労回復」といった効果があり、オーバートレーニングによる筋肉疲労や違和感、痛みなどの改善が期待できます。
スポーツ鍼灸は、ケガの治療はもちろん試合前のコンディションづくりや、筋肉をベストの状態にもっていくためにも効果を発揮します。さらに、練習後にストレッチやマッサージに加えて鍼治療をすることで、コンディションを保つことがでます。
◆超音波
1秒間に3万回の振動(音波)で、損傷した組織(筋肉、関節)の回復を促す機械です。
回復が早まるので当院ではケガや痛みの症状には必ず治療に取り入れています。
◆マイクロ波
温熱による治療のために電磁波を照射し組織全体の加熱を行います。
服の上からでも可能で3次元的な治療を行えます。
◆ストレッチ整体
手技により筋肉の緊張を取り除き肘の負担を軽減させていきます。
全身のバランス調整も大切で肘以外の状態、例えば肩、肩甲骨の動きの悪さ股関節の柔軟性の悪さによって肘の負担になっている場合、そちらを調整していきます。
※重要
青少年に多い野球肘には、プレーヤー自身はもちろん、指導者や保護者も一丸となった十分な対策が必要です。
身体に負担をかけるフォームや柔軟不足、練習量などをしっかりと改善して、大切な成長期を有意義に過ごしましょう。
肘に違和感があれば放置せずに、定期的に身体の専門家である整骨院でメンテナンスしてもらうとよいでしょう。
ケガ知らずの丈夫な身体で、元気に運動を続けましょう!
自分でもできる野球肘の予防・対策方法
野球肘は再発率がとても高いケガなので、再発を防ぐためにしっかりと原因を改善することが大切です。
スポーツチームの指導者や保護者の方も、以下の対策ができるようにできるだけ環境を整えてあげていただきたいとおもいます。
●練習が終わったらアイシングをしよう
野球のテレビ中継などで、投球を終えたピッチャーが肩や肘を冷やしている姿を見たことはありませんか?
アイシングは痛みの原因となる炎症をしずめるために、とても重要な役割を担います。
練習が終わってから15分以内にアイシングを開始して、20分程度冷やしておきましょう。
●フォームや練習内容を見直そう
成長期の子どもは腕の筋力だけに頼った無理のある体勢でボールを投げ込もうとする場合が多いので、全身を使った正しいフォームで動作することが上達につながり、身体にも負担をかけないということをきちんと指導することが大切です。
また指導者はもちろん保護者の方も、小・中学生にとって適切な練習量をしっかりと把握しておきましょう。
1日のうち全力投球をする限度は、小学生で50球、中学生で70球まで。
練習量は小学生が週3日以内、中学生は週6日以内が適切だとされています。
P.S.
身体の痛みで思うようにスポーツが出来ない苦しみは、本当に辛いですよね…
どうしても練習したい、レギュラー争いに負けたくないなど理由は色々あると思います。ケガをして無理をするとその後の選手生命に関わる事もあるので、まずはしっかり状態を把握して適切な処置をする事が大切です。
「かがやき鍼灸整骨院」では、小中高生の部活動や、クラブチームで輝いているアスリート、一般スポーツ競技者を応援しています!
ケガの治療を通して、身体の仕組みや動きに対し一緒に考え弱点を発見していく事で、再発の予防を徹底していきます。
身体のケアはパフォーマンスアップに欠かせないものです。一流のケアをご提供させていただきます!!
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女性スタッフ在籍/駐車場11台完備/キッズスペース有
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